今月四日からスタートするダビング10。
デジタル放送を録画し、DVDなどにコピーするとき、その1回だけという制限を10回までとする、というもの。著作権問題などで騒がれていたが、最終的に政府が間に入って案を出しようやくスタートさせることになった。
ちなみに今までの方式は「コピーワンス(ディスクアットワンス。1回のみコピー)」と呼ばれており、CS放送などの海外映画チャンネルは契約上の問題で現行のままのものもあるという。
そもそも日本国内での著作権問題は世界から見るとまだまだ小規模、意識も薄く、動く金額も一桁違う程である。そもそもなぜダビング1回から10回に?というとユーザーからメーカーへの苦情が多かったからだという。編集や共有、または別の機器で楽しむため…とあるが著作側は複雑だろう。これも、著作権に対する意識の低さからくるものではないだろうか。
それにしても、今まで1回までとあきらめていたものを10回、と嬉々としてダビングする人が増えるとその分電気代がかかり、電気代がかかるということは温暖化、つまりエコ対策を逆行させる要素がひとつ増えたりしないだろうか。風が吹けば桶屋が儲かる…またはバタフライ効果な状態になるような気が、しないでもない。
経営企画室広報 野際