専務取締役 森田和信
昨年末、自宅の建て替えを終えました。お客様のショールームとして使用できればと自社商品をふんだんに用いています。地場の工務店(木内建築デザイン&ビルド)さんにお願いし、約一年間何度も打ち合わせをしてきたわけですが、もうこれでいいだろうと何度思っても時間がたつと不安になってきて、何度も変更や無理をお願いしようやく完成致しました。「自社商品が映える家に」というのがコンセプトでお願いしたのですが、今になってこの工務店さんが、商品の趣旨を本当に理解して創って下さった家だと感じています。
私どもも日々の業務の中で、モノづくり側として良いものを創りたいという思いから、逆に自分達のエゴの押し付けになってしまう危
険があります。ただプロの視点から見て、これは絶対にお客様に喜んでもらえるはずだということを、提案することも大事なのではとも思います。 あとはお客様がそれを選択するか否かは創り手側との信頼関係、そして「こんなに素晴らしいですよ」という内容の分りやすさとその熱意が大きな要因になってくるのではないでしょうか? そんなことを勉強させて頂いた建替えでしたが、今では、この工務店さんを信用して家づくりができたことにとても満足しています。