経営企画室 広報 野際です。
今朝、大学付近でバスから降りる学生さんを見かけました。
明日からのセンター試験に備えての下見でしょうか。学生服の4人が仲良く道を歩いていくのを見送り出社しました。
実は大学はもっと先の、目の前のところにバス停があるのですが…。
新聞やニュースでもここ数日、取り上げられる話題ですが、受験生またはその親という限定したセグメントを対象とした商品は年々増えているようです。特に食料品。パッケージに受験生応援、だとか合格とか、食品そのものに普段はない紅白の色にしたものや、桜風味をつけて「サクラサク」にしてみたり。
「バレンタインにチョコ」、「節分に巻き寿司の丸かぶり」などは食品メーカーの戦略によって定着した日本独自の習慣(?)ですが、この「受験の験を担ぐ」商戦もいずれはそうなっていく可能性も0%ではないのかも知れません。しかも値段設定が少々割高。
それらを解っていながらも、つい手を出してしまう。神頼みのようなもので、人間の弱い部分をつつくという店では感心しないものの、まだ完全に定着していないだけにわかりやすい商品戦略モデルとして、思わず注目してしまいます。
右:「サクラサク」と「滑り止め」をかけた『すべらない靴下』というのもある。
※験(げん)を担ぐ=「縁起を担ぐ」の「えんぎ」を逆読みして「ぎえん」がなまって→「げん」となったといわれている。江戸時代の浄瑠璃にも記されていることから、上方の洒落読み(逆さ読み)が定着したとも考えられる。意味:良いことがあった時と同じ事をして、同じ運、つまり吉兆をおしはかること。ジンクス。