釜ヶ崎では年末年始の12月30日から1月3日の間、各相談機関が閉まり、仕事が無く、
多くの不安定な状況にある人たちは路上生活を強いられます。釜ヶ崎越冬闘争は「ひとりの凍死者も、
餓死者も出さない」をスローガンに、毎年冬を越えるために炊き出しや医療パトロールを行ったりします。
先日、その越冬闘争のイベントに出演する釜ヶ崎大学の皆さんが釜ヶ崎のおっちゃんの詩を朗読する
というステージで、いっしょにピアノを演奏させて頂く機会がありました。
おっちゃんたちの詩は、とても厳しい環境の中、それでもあたたかいです。
「まんまる」
寒い寒い コロコロコロ
まん丸まん丸 コロコロコロ
コロコロコロ ころがる ダンゴ虫
地球はまるい
でもほんとうは少しだ円形らしい
地球よりもまるいダンゴ虫
まるい心は まわりのみんなの心を
寒い体もあたたかくする
冬山登山へ のぼりで心はぬくもり
手足はひえたまま
くだりは全身 ぬくもってるかも
ダンゴ虫のようにまるくなり
コロコロコロコロ ころがれば
きっと楽しくあったかい
まるい心
まるい体
まるい地球
生活保護問題で騒がれる大阪。
ニュースやネットで見るのと違う次元の世界がここにあって、
それをきちんと言葉で表すことは簡単なことじゃありません。